靴暦365靴版・今日は何の日カレンダー

靴暦365 7月

7月

7/1

1938(昭和13)年
民需用の皮革使用制限規則、皮革製品販売価格取締規則、皮革配給統制規則が公布(靴の標準小売価格決まる)
1972(昭和47)年
靴・皮革産業振興のため3億円を投じた東京都産業労働会館が完成

7/2

1889(明治22)年
関根忠吉、三橋岩五郎など靴工修行・靴業研究のためアメリカに渡航。シンガーミシンを輸入、後年、在米日本人靴工同盟会の設立に寄与
1929年
元フィリピン大統領夫人、イメルダ・マルコス誕生。失脚時、3000足に上る靴を大統領府に収蔵していたことが露見、世界的話題に。後年、うち600足は同国マリキナ市(靴産地、その発展にイメルダ婦人が貢献)の靴博物館に移管
関根忠吉(1856~1902)

関根忠吉(1856~1902)

業マリキナ靴博物館に展示されたイメルダ・コレクション

マリキナ靴博物館に展示されたイメルダ・コレクション

7/3

1937(昭和12)年
浅草国際劇場開場。大衆的なレビュー、実演、映画、コンサート会場として靴業界人など下町の人々に親しまれた。1982年閉館(跡地はビューホテル)するが、劇場前の大通りは今も「国際通り」
絵葉書にもなった戦前の国際劇場

絵葉書にもなった戦前の国際劇場

7/4

1870(明治3)年
和歌山藩陸奥宗光、ドイツ人靴工ハイドケンペル、ドイツ人革細工師ウァルテを雇用する
1989(平成元)年
晴海の国際見本市会場を使用する最後の東京シューフェア開催、出展79社、来場2075店。次回(90年1月)より幕張メッセを会場に開催
2015(平成27)年
日本はきもの博物館が福山市松永はきもの資料館(愛称:あしもとスクエア)として再オープン
高度成長期の見本市会場と言えば晴海国際展示場

高度成長期の見本市会場と言えば晴海国際展示場

日本で唯一の本格的な靴・はきものミュージアム

日本で唯一の本格的な靴・はきものミュージアム

7/5

1946年
イギリスのファッションデザイナー、ポール・スミス誕生
1994(平成6)年
二刀流、大谷翔平誕生。足サイズ28.5㎝は身長193㎝の割に小さ目?足・膝・腰の故障が心配

7/6

1912(明治45)年
第5回オリンピックがスエーデン・ストックホルムで開催。陸上競技に三島弥彦、金栗四三が裸足足袋で参加、注目される
故郷の熊本・玉名歴史博物館に展示される金栗足袋

故郷の熊本・玉名歴史博物館に展示される金栗足袋

7/7

1883(明治16)年
文明開化の象徴、鹿鳴館落成。トレンドスポットとして洋装化を促進する
1925年
米・ジャーマンシューカンパニー(ジェネスコ)設立される
1940(昭和15)年
奢侈品等製造販売禁止令に伴い、牛革製の靴は製造禁止に
欧米諸国との外交・社交の場だった鹿鳴館

欧米諸国との外交・社交の場だった鹿鳴館

7/8

1853(嘉永6)年
米・ペリーが率いる黒船、浦賀に入港。開国、文明開化が進む
1857年
フランスの心理学者であり、靴や下着へのフェティシズム概念を発案したアルフレッド・ビネー誕生
1938(昭和13)年
商工省、戦時体制を整えるためゴム使用制限規則、配給統制規則、ゴム靴販売統制規則を公布
黒船(アメリカ東インド艦隊)を率いてペリー来訪

黒船(アメリカ東インド艦隊)を率いてペリー来訪

アルフレッド・ビネー(1857~1911)

アルフレッド・ビネー(1857~1911)

7/9

1889(明治22)年
靴産業の始祖の一人であり、江戸時代から続く関八州の皮革製造管理などを司った弾直樹(13代矢野弾左衛門)死去(67歳)
1922(大正11)年
森(鴎外)林太郎死去(60歳)。軍医として、足の疾患についての研究、治療に力を注いだ
1988(昭和63)年
弾直樹100回忌が東京と神戸で同時開催
弾直樹
神戸・住吉にある墓

弾直樹と神戸・住吉にある墓

7/10

1821(文政4)年
西行、芭蕉らと並ぶ歴史的”知の歩行者” 伊能忠敬の日本沿岸地図「実測録」完成。すべて歩測
1967(昭和42)年
TV浅見光彦シリーズなどの俳優、沢村一樹誕生。2019年のベストレザーニストに選出された
深川・富岡八幡宮にある伊能忠敬像

深川・富岡八幡宮にある伊能忠敬像

7/11

1934年
ファッションデザイナー、ジョルジュ・アルマーニ誕生
1978(昭和53)年
「大塚製靴百年史」日本経営史主催の第1回優秀会社史コンテスト(参加468社)において優秀会社史賞を受ける
1987年
世界の人口50億人超える。50億人目の赤ちゃんはユーゴのマティちゃん
業界資料としても価値が高い「大塚製靴百年史」

業界資料としても価値が高い「大塚製靴百年史」

7/12

1948(昭和23)年
「スカートの下の劇場」「おひとりさまの老後」やジェンダー論で知られる社会学者の上野千鶴子誕生
1967年
ロックシーンやファッションに大きな影響を与えてきたローリングストーンズがロンドンで初ライブ。それを記念して、この日をローリングストーンズの日とした
1985(昭和60)年
チヨダ靴店、靴小売店初の東証2部に上場

7/13

1944(昭和19)年
日本機械製靴統制組合が設立される
1951(昭和26)年
東京皮革産業協同組合が「皮革まつり」開催。トラック6台で都内パレードや宣伝ソングを流布
1995年
オーストラリア・バースで4億2千年前の節足動物の足跡を発見

7/14

1921年
アメリカ・ボストン近郊の製靴会社の現金強奪殺人事件、サッコとバンゼッテイ事件の犯人2人に死刑判決(処刑後に冤罪が判明)
当時の日本でも関心が高かった事件

当時の日本でも関心が高かった事件

7/15

1928(昭和3)年
靴同業組合、製品検査を行い優良品に品質保証票を貼ることに
1928(昭和3)年
松田一郎が圧着式製靴法を発明、「子宝靴」製造販売の事業化を成功させる

7/16

1889年
米・メジャーリーガー、1919年のブラックソックス事件で知られる“シューレス”ジョー・ジャクソン誕生
1953(昭和28)年
伊藤絹子がミスユニバース第3位に。八頭身美人として、その脚線美が戦後社会の話題に

7/17

1911年
アメリカで全米靴セールスマン組合が設立される
1956(昭和31)年
経済白書が“もはや戦後ではない”と発表。時代は高度成長期に。靴産業も機械化近代化拡大化
1994年
第9彗星が木星に激突、1000年に一度の出来事。この彗星を発見者の名前にちなみシューメーカー・レヴィ第9彗星と命名

7/18

1871(明治4)年
文部省が設置される。以後、学校・教育制度が徐々に整い、教師などから洋装・洋靴が広まっていく
1900(明治33)年
丸福(福助足袋)が福助マークを登録商標とする
1956(昭和31)年
東都・城北・荒川・西新井・山ノ手の各製靴卸業組合が東京都製靴協議会を結成する
2020(令和2)年
ミュージカル「キンキーブーツ」で主演した三浦春馬死去(30歳)
今も残る歴史的キャラクター

今も残る歴史的キャラクター

舞台「キンキーブーツ」日本版(2016年初演) 「キンキーブーツ」で履かれたブーツは浅草の若手職人達が製作

舞台「キンキーブーツ」日本版(2016年初演)で履かれたブーツは浅草の若手職人達が製作

7/19

1834年
フランス・印象派の画家、エドガー・ドガ誕生。ダンスの踊り子、その手や脚を表現した作品が魅力的
1938(昭和13)年
全国靴業者地区別工業組合が組織化される
1977(昭和52)年
米・マサチューセッツ知事が50年前のサッコ・バンゼッテイ事件判決を無罪に、被疑者の冤罪が確定

7/20

1949(昭和24)年
GHQの皮革担当官モントゴメリー女史、和歌山の皮革工場など視察・懇談
1969(昭和44)年
ルナブーツを履いたアポロ11号アームストロング船長が人類初の月面歩行。「この一歩は小さいが、人類の偉大な進歩だ」
はきもの資料館が依頼して大塚製靴が製作したルナブーツ。本物同様の素材、作り方で製作、レプリカとは思えない

はきもの資料館が依頼して大塚製靴が製作したルナブーツ。
本物同様の素材、作り方で製作、レプリカとは思えない

7/21

1977(昭和52)年
オニツカ、ジィティオー、ジェレンクの3社が合併しアシックス発足
1995(平成7)年
通産省の指導により設置された「靴と健康に関する調査研究委員会」(石塚忠雄会長)の第1回会合を開催
2015(平成27)年
映画俳優、TVアフタヌーンショー司会などの川崎敬三死去(82歳)。実家は川崎市の靴店だった

7/22

1856(安政3)年
明治初期の洋画家、美術界・画壇に大きな影響を与えた浅井忠誕生。西村勝三と同じ佐倉藩士の子弟として分野は異なるが切磋琢磨
1957(昭和32)年
東京靴木型組合(渡辺英雄会長)初の木型展開催
1991(平成3)年
全国木製はきもの業組合連合会が、この日を「下駄の日」に制定
千葉県立美術館前にある浅井忠像

千葉県立美術館前にある浅井忠像

“二の字二の字の下駄の跡”と七寸七分の“謎掛け”的由来

“二の字二の字の下駄の跡”と七寸七分の“謎掛け”的由来

7/23

1941(昭和16)年
日本の靴デザイナーの草分けであり、エッセイストとしても活躍した高田喜佐誕生
1988(昭和63)年
神戸市中央区医師会主催の「靴についての講演会」に2000人が来場
高田喜佐(1941~2006)
“高田喜佐(1941~2006)

高田喜佐(1941~2006)。その作品の多くは神戸ファッション美術館に収蔵されている

7/24

1886(明治19)年
文豪、谷崎潤一郎誕生。日本的な美意識の追求と共に「富美子の足」「瘋癲老人日記」など足フェチ趣味を文学化
1965(昭和40)年
日本靴団連(磯畑弘太郎会長)が17団体751企業を統合して発足

7/25

1894(明治27)年
日清戦争が開戦。軍靴需要が急増、産業基盤の基礎が固まる
1940(昭和15)年
日本靴工組合連合会が設立される
1944(昭和19)年
日本機械製靴統制組合が改組され、全国靴統制組合の傘下に入り、皮革統制会に属す

7/26

1905(明治38)年
渡米靴工であり、明治の労働運動家として活躍した城常太郎死去(43歳)
1947(昭和22)年
日本靴卸協議会(黒田猛会長)が発足
ミスター労働運動と呼ばれた城常太郎

ミスター労働運動と呼ばれた城常太郎

7/27

1986(昭和61)年
第59回東京シューフェアが晴海国際見本市会場で開催され、ヨーロッパ靴工業会から29社が初参加
靴業界の黒船来襲と例えられ来場者の注目を集めた

靴業界の黒船来襲と例えられ来場者の注目を集めた

7/28

1914年
第1次世界大戦勃発。戦死者約1千万人、戦傷者2千万人以上。軍靴・義足・成形医療靴・足の医療などの研究・開発が進む
1938(昭和13)年
商工省、皮革の公定価格を告示
1941(昭和16)年
犬皮のみを扱う日本振興統制(松本治一郎社長)が設立される
第1次世界大戦後の傷痍軍人

第1次世界大戦後の傷痍軍人

7/29

1890年
世界的な画家、ファン・ゴッホ死去(37歳)。人類遺産ともいえる名画を数多く残したが、靴しかも「古靴」を描いた作品があり、その存在感には圧倒される
1983年
耽美的な作風の映画監督、ルイス・ブニュエル死去(83歳)。靴・脚フェチ老人が印象的な「小間使の日記」や官能的な「昼顔」など
「小間使の日記」の歴史に残る靴フェチ名場面

「小間使の日記」の歴史に残る靴フェチ名場面

7/30

1954(昭和29)年
大塚製靴、全日本発明展覧会から「カフの着脱自在な靴」で表彰状を受ける
1965(昭和40)年
文豪、谷崎潤一郎死去(79歳)。作品に「痴人の愛」「細雪」「瘋癲老人日記」「陰翳礼讃」「富美子の足」など
カフの着脱自在な半長靴と開発者の大塚製靴・近藤慶三氏

カフの着脱自在な半長靴と
開発者の大塚製靴・近藤慶三氏

女性愛やマゾヒズムを足への執心で表現することが多かった近代日本文学を代表する作家

女性愛やマゾヒズムを足への執心で表現することが多かった近代日本文学を代表する作家

7/31

1875(明治8)年
民俗学者、柳田国男誕生。日本各地を巡り、庶民の暮らしのすべてを記録・収集・分析し学問的体系を作り上げた。その薫陶を受けた弟子が、履き物文化など様々な分野の研究をすすめた
2003年
アーティスティックな画風で世界的に人気が高いイタリアのコミック作家、グイド・クレパックス死去(70歳)。脚と靴のフェティッシュな描き方が官能的
クレパックスのファンは今でも多く、作品価値も高い

クレパックスのファンは今でも多く、作品価値も高い

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