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2013/02/25

杉野服飾大学 ファッションプロダクトデザインコース卒業制作作品選抜展(2012年度生)

杉野服飾大学 ファッションプロダクトデザインコース卒業制作作品選抜展(2012年度生)

杉野服飾大学 ファッションプロダクトデザインコース 2012年度生の卒業制作作品選抜展開催中。

3月10日(日)まで

杉野服飾大学ファッションプロダクトデザインコース2012年度の卒業制作の中からグループ毎にテーマを設定し制作した作品を展示いたします。
※全9グループを以下に分けて展示予定(製作グループの生徒の敬称略)

前期:2月24日(日)~3月2日(日)4グループ
後期:3月3日(月) ~3月9日(日)4グループ
通期:2月24日(日)~3月9日(日)1グループ

「No flattering」
高田・柿澤・綱川・望月
コンセプトは"媚びない女"。イメージに揚げたのは、世界三大美女の一人であるクレオパトラ。彼女は容姿の美しさもさることながら、魅惑的な振る舞いや話し方で人を惹きつけ惑わす、かなりの策略家であった。時に彼女はその知性で人や国をも動かし、数多くの伝説を残した。 そんな彼女の強く、気高い姿が、現代社会を孤高に生きてゆく女性の魅力と重なり、今回のグループ製作においてのコンセプトとしました。

「No flattering」高田・柿澤・綱川・望月


「折り」
富井・中村・山本・内山
コンセプトは「折」。三角形をベースに、折り紙のように折られた形を取り入れたバッグを提案します。三角形を組み合わせて折ることで凸凹を出し、デザインに動きを持たせました。その他の装飾をなくし、バッグ自体をシンプルな形にすることにより、折られた部分を目立たせ、コーディネートのアクセントにもなるバッグを目指しました。

「折り」富井・中村・山本・内山


「美への執着」
小山・橘・中島・高塚
テーマは「美への執着」。私達の美への執着の定義とは「女性の潜在的な欲望の中で一番強いもの」。欲を強く持つ女性の思考、特徴を参考に製作しました。四人それぞれが考える美しさへの優越感、拘束感、歪み、向上をバッグのデザインに落とし込みました。人の心理を具現化するという事でアーティスティックになり過ぎないよう、リアルクローズを意識し「一癖あるニッチ」なバッグに仕上げました。

「美への執着」小山・橘・中島・高塚


「ミリトラ」
田島・永田・藤井・市濱
「本来なら合わさることのない全く違ったものの融合」着目し、流行に左右されることのない伝統的なファッション・トラッドスタイルと軍隊で使われているミリタリーアイテムを掛け合わせデザインしました。シンプルなデザインに活動的なミリタリーの持つディティールをプラスし、ベーシックかつ新しく、トラッドスタイルに合うバッグを提案します。

「ミリトラ」田島・永田・藤井・市濱


「luxury」
張替・千葉・宮城・城下・中西
ラグジュアリーをコンセプトに、テーマを身に付ける鞄として製作をしました。
私達なりのラグジュアリーを表現するため、アニマル柄のハラコやファー、ゴールドの金具などをグループ内で統一しました。又、鞄を持つのではなくは身に付けるものとし、それぞれが持ち手などに工夫を凝らし、鞄自体がアクセサリーのようにもなり、その鞄を持つことによりラグジュアリーなスタイルが完成するような鞄を製作しました。

「luxury」張替・千葉・宮城・城下・中西


「歌舞伎―所作事」
牧、阿部、小林、田中友
日本の文化、伝統芸能の一つである歌舞伎。
独特の色彩や形姿などと意表をつくような工夫が多く存在しますが、ここでは所作事に注目しました。一瞬一瞬の動作に意味を持ち、あらゆる場面の出来事が表示されている所作は目を引くものがあります。そこで、「どんでん返し」「大見得を切る」「けれみん」「大立ち回り」の4テーマを設け、デザインを起こしました。
歌舞伎役者独特の空気や間合い、客席の緊迫感、物語を表現し、黒をベースに赤、紫、白をアクセントにまとめあげました。

 「歌舞伎―所作事」牧、阿部、小林、田中友


「Shared with lover」
大谷、伊原、小巻、菊池
shared with lover-恋人と外出時に生まれる(荷物)(時間)(空間)(思い出)は1つであり、その1つのものを2人で共有(シェア)することを軸にし、通勤時や旅ショッピング、旅行などそれぞれのシーンで恋人と一緒に使うことのできるバッグを制作しました。

「Shared with lover」大谷、伊原、小巻、菊池


「美と毒」
武居、岩瀬、川崎、大瀧
毒のある珊瑚に魚が引き寄せられるように...人間も思わず引き寄せられてしまうような、奇妙でで美しい不思議な、形、柄、色。例え、危ないと知っていても思わず引き寄せられ、思わず触りたくなってしまうような心理を鞄のデザインに落とし込みました。さらに、様々な技法を複雑に使い、様々な角度から楽しむ奇妙でそして美しく魅力的な鞄です。

「美と毒」武居、岩瀬、川崎、大瀧


「ファスナーによる平面⇔立体」
三上、田中千、片見、高橋
テーマは「ファスナーにより平面から立体になるバッグ」。一見すると平面の不思議な形に、ファスナーによる立体的要素を与えることで新たな顔が見られます。平面時には運ばれるモノ、立体になると運ぶモノへと化ける。シンプルで大きな変化を生かす為、表面はモノトーン素材を、統一感を持たせる為に共通の金具を用いました。裏地はカラフルな素材を使用し二面性を表現しつつ遊び心のある鞄を目指しました。

 「ファスナーによる平面⇔立体」三上、田中千、片見、高橋