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「LEATHER WORLD 2018 -TOUCH! LEATHER-」 出展レポート
レザーの秋を代表するイベント、「LEATHER WORLD 2018-TOUCH! LEATHER-」が11月3日(土・祝)「いいレザーの日(1103)」から2日間、東京・青山 スパイラルガーデンで開催されました。
「見る / LOOK」、「触る / TOUCH」、「作る / MAKE」という3つの「TOUCH! LEATHER」をテーマとした展示、プログラムを実施。3,200名ものユーザーの皆さまがご来場くださり、大盛況となりました。
「見る / LOOK」
産地やクリエイターたちのさまざまな取り組み、ものづくりをピックアップし、素材から製品まで幅広くご紹介。
会場の入口では、製品のスペースを設置。キュートなテディベアたちがお出迎えし、女性ユーザーの皆さんが足を止めてくださいました。
「ニューレザーコンテスト」
新時代にマッチしたハイグレードで世界に誇れる革づくりを目的に兵庫県皮革産業協同組合連合会が主催し、行われている同コンテスト。
兵庫県は日本最高峰の皮革産地を有することでも知られ、その技術と品質が国内外で高く評価されています。
展示されていたものは2017年度の受賞作品。メインテーマ「環境にやさしい」が反映され、なかには近大マグロをなめした意欲作もあり、目をひきました。
「HIKER」
埼玉県草加の皮革職人集団とクリエイティブチームとの連携による新プロジェクト。生活のなかに深く根づき、長く使い続けられるようなプロダクトを目指しているそう。
アウトドアで使えるユニークなアイテムが好評。メディアの取材も増え、話題になっています。
「JAPAN LEATHER GOODS MEISTER」
日本の優れた革製品の技術者を顕彰・広報し、広く世界の消費者に周知を図ることなどにより、技術の維持向上と伝承、後進の育成及び皮革産業の発展を図ることを目的とする日本皮革製品マイスター制度。
認定されたマイスターをパネルと秀逸な製品でアピールしました。
「スクモレザー」
繊細で味わい深い色を表現する世界でも稀有な天然本藍染革。
徳島県阿波地方にて約600年もの間受け継がれた伝統的製法による天然染料を用いレザーを染色。
徳島、京都、姫路と各産地の職人がリレーするように仕上げます。
製品化も広がり、スニーカーほか、さまざまなアイテムがリリースされました。
「浅草ものづくり工房」
ファッション雑貨のものづくりが盛んな東京都台東区が地場産業の活性化を図り、ものづくりを担う事業者を育成する施設。
インキュベーションマネージャーを配置し、入居者の自立支援を行うとともに、地域との連携・交流を図っています。
日本国内最大規模を誇るレザープロダクトコンペティション「ジャパンレザーアワード」のグランプリおよび各賞受賞者を輩出するなど、第一線で活躍するクリエイターが羽ばたきました。
「触る / TOUCH」
さまざまな種類、加工を施したレザーを展示。半裁(牛一頭分の革を背中側から切り分けてできる2枚の革の1枚分)は迫力満点。その大きさとともに、繊細な感覚と力強い手わざで「皮」から「革」へと仕上げる、つくり手たちの技術に圧倒されます。
展示したレザーに触って、その動物を回答するクイズが大好評。大人のかたはもちろん、お子さんも正解が続出。
なお、正解したかたには特製レザーグッズ(シューホーン)がプレゼントされました。
「作る / MAKE」
今回もDIYワークショップが充実。フラワーモチーフのアクセサリー、シンプルなブレスレット、キーケース、レザーにペイントして仕上げるアクセサリーなど簡単にトライできるものを多くご用意。
リピーターのかたは、たくさんのワークショップに参加し、いろいろな作品を次々と作ってくださいました。
お子さんはもちろん、日本語が得意ではない外国人のかたも参加し、見事完成。ジャパンレザーの魅力に言葉は必要ないのかもしれませんね。
引き続き、来秋も開催予定です。
《 TIME & EFFORT 》公式サイト、SNSでもお知らせいたしますので、どうぞ、お楽しみに。