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「ISETAN 靴博 2020」レポート
「ISETAN 靴博 2020」が8月26日~31日、東京・新宿 伊勢丹新宿店本館6F=催事場で開催されました。総勢50ブランド、約1000足が集結。「いざ、靴のニューノーマルへ。」と掲げたイベントのサブタイトルの通り、これまでにないチャレンジングがいっぱい。
靴博別注靴をはじめ、リアル店舗に初出品ブランドや、全国の靴磨き職人の来店など、注目ヴィンテージショップと盛りだくさん。紳士靴だけでなく婦人靴を加え、革靴とスニーカー、プロパーとオフプライス、新品と中古品・・・とボーダレスな提案が新しい時代の到来を感じさせます。
靴という1アイテムを紳士と婦人の領域をまたいで展開することも百貨店催事としては画期的なことなのだそう
(参照:「ISETAN 靴博 2020」公式サイト)です。
一般社団法人日本皮革産業連合会では「革靴150周年ブース」を出展。日本の靴産業150周年の革靴歴史展示をはじめ、歴史的な価値のあるシューズを特別公開。これまでの出来事、流行などを解説するパネルとともに、150年を総括しました。
こちらのコーナーでは150周年限定モデルのリーガルに加え、マドラスの55周年記念モデル、大塚製靴のレザースニーカー、ブーツ、ドレスシューズの出品など、各社の逸品がそろい踏み。若い世代の靴マニアたちも注目していました。
「若手靴職人・クリエイター作品」展
288ものサイズバリエーションから自分にぴったりの一足を選ぶことができるパンプスメソッド研究所「i/288」のブースも登場。無料で足計測から靴の試し履きを通じて「靴サイズ=マイサイズ」を知っていただき、おひとりおひとりにぴったりの一足と出会うきっかけに。
奈良靴産業協同組合による産地ブランドの新プロジェクト、「KOTOKA」もお披露目。奈良・大和郡山の靴メーカー 7社が共同開発した革靴を発信しています。
栃木レザーなど上質な革を使用した大人のためのカジュアルシューズをラインナップ。革の色合い風合いを引き出す、シンプルなデザインとナチュラルかつ上品なテイストが好評です。
ECサイトでの販売をメインとし、コロナ禍での始動となったため、東京でのポップアップイベント参加は、つくり手はもちろん、ユーザーの皆さまにとって貴重な機会。実際の製品を見て触れてフィッティングして。満足そうな笑顔を次々とお見掛けしました。
日本の靴産業150年記念イベント、続いては「特別企画 靴ミュージアム 日本の革靴 150周年」(東京・渋谷)。9月19日~20日の2日間行われます。こちらのレポートもご期待ください。