レザーの祭典「LEATHER WORLD（レザーワールド）」が9月30日(土)から10月1日(日)の二日間、東京・渋谷 渋谷駅直結、渋谷スクランブルスクエア7Fで行われました。「LEATHER WORLD」は2016年からスタート。革がもつ「色合い」「種類」「大きさ」「質感」レザーの魅力に多面的に触れることができる体験型イベントです。

世界一のシューシャイナー 長谷川裕也氏に学ぶハイシャインのワークショップ、人気クリエイターによるレザークラフトのワークショップ、レザーの種類を当てるクイズ、レザーケア製品国内トップメーカー「コロンブス」のエキスパートによるお手入れ相談会など、参加型コンテンツが盛りだくさん。レザーに関する知識を深めるエデュケーション空間がジャパンレザーファンの知的好奇心を刺激しました。

展示では、東東京（東京都足立区、葛飾区、墨田区、台東区）と隣接する埼玉県草加市を拠点としたブランドからそれぞれの自信作・意欲作をピックアップ。革製品の産地でもある東京および周辺エリアにおける、ジャパンレザーの地産地消の推進にもつながり、高感度ユーザーや海外からの観光客の皆さまにしっかりとお届けできたようです。

このほか、環境に配慮したレザーや多彩なレザーのサンプルも展示され、なかには、2024年「辰年」の干支レザーともいわれる、リザード（トカゲ・石竜子）も。2023年-2024年秋冬コレクションでビッグメゾンがリザードやクロコダイル（ワニ革）を使用したバッグ、シューズを発表し話題になっています。

一般社団法人 日本皮革産業連合会の新プロジェクト、皮革・革製品のサステナビリティを発信していくThinking Leather Action(TLA)事業もご紹介。実際にジャパンレザーの色合い・風合いを確かめていただく貴重な機会となりました。

今年度は話題のプラットフォーム「teema（テーーマ）」のポップアップショップ（渋谷スクランブルスクエア2F）と連動。「teema」は、レザーのつくり手が選び抜いたアイテムを提供。つくり手の視点から素晴らしいと感じるアイテムをセレクトし、それぞれのクラフト（手間）とテーマ（世界観）を通じて魅力を提示しています。

革製品の紹介はもちろん、革製品を主役にしたスタイリングのファッション写真、レザークラフトのレシピ、道具など、ワンストップで見て・選んで・楽しめる、いままでにないジャパンレザーの総合プラットフォームです。

また、今年度も国内最大規模を誇るレザープロダクトコンペティション「ジャパンレザーアワード」応募作品展示（東京・渋谷ストリームホール）と同時期に開催。同アワードの会場では、革を使用した世界の楽器の展示やプロの演奏家が奏でるライブ、パフォーマンスを披露する「レザーワールドミュージックコンサート」も行うなど、多角的にレザーカルチャーを提案。

3つのイベントを回遊してくださるジャパンレザーファンの皆さまをはじめ、ファミリーでのご来場も多く、11月03日「いいレザーの日」に先駆けて、レザーの季節を満喫していただけました。2024年もどうぞ、お楽しみになさってください。