2022年を締めくくるライブ配信

2022年最後の放送となる「ジャパンレザーVOICE（#レザボイ）」第七回を12月21日、お届けいたしました。ご視聴くださった皆さま、ありがとうございます。フェイスブックライブ配信ではオープニング終了後、最初のコーナーをお休みさせていただいておりますが、ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

猛烈な寒波により、公共交通機関に影響がありましたが、年末年始の休暇中、無事に移動や帰省できましたでしょうか？そんな時季、移動を避けて、ステイホームでお過ごしになる皆さまに楽しんでいただける情報をまとめました。どうぞ参考にしていただけますように。

今回の放送分も一般社団法人日本皮革産業連合会 公式YouTubeチャンネル「JLIAtv」での見逃し配信時には見やすくブラッシュアップいたしますので、お楽しみに。

「ジャパンレザーアワード2022」
グランプリ受賞者 野沢 浩道さん

初めてづくしのグランプリ、
ジャパンレザーアワードドリーム！

第一特集は恒例企画「キーパーソンインタビュー」。皮革業界の第一線でご活躍、話題のキーパーソンをお迎えするコーナーです。今回のゲストは、野沢浩道さん。日本最大規模を誇るレザープロダクトコンペティション「ジャパンレザーアワード2022」のグランプリを受賞なさいました。

個人で活動なさっている野沢さんの本業は歯医者さん。趣味としてレザークラフトを探求。これまでに15作品エントリーし、ついにグランプリ！ 「ジャパンレザーアワード」においての「初めてづくし」で、ビジネスパーソンでも、クリエイターでも、職人でもない、つくり手の方がグランプリを受賞することが初めてであり、「ステイショナリー」がグランプリを受賞するのも初めての、エポックメイキング的な年度になりました。

歯医者さんは、多くの皆さんの健康を守る大変なお仕事ですが、ものづくりとの両立はどのようになさっているのか、ものづくりの技術を研鑽したプロセスについてお聞きすると、もともと腕時計がお好きで、その時計バンド（ベルト）をつくってみたい、という興味がきっかけに独学ではじめたのだそうです。

通常、教室やスクールなどに通って学ぶことが多いのですが、ホームセンターなどに設置されたレシピのシート（作り方解説）などから、ひとつひとつ習得なさったのには驚きました。探求心がスゴイですよね。現在は、WEB、SNS、YouTubeなどでもさまざまな情報があるので、自由に学んだつくり手も増加すると思います。ものづくりに大きく門戸が開かれている時代です。レザークラフトを愛するすべての皆さま、近い将来、「ジャパンレザーアワード」のグランプリを獲得するのは、あなたかもしれませんよ！希望と夢をもって、ぜひ、挑戦し続けていただきたいですね。

使う人の五感を刺激するペンケース

「ジャパンレザーアワード2022」グランプリ受賞作品「チイサナフデバコ」は、独自の絞り加工で仕上げた、独創的な作品。縫い目がないので、棒のように見えて、ペンケースという意外性、いい香りがするサプライズ感がいいですね。野沢さんお気に入りのスペシャリティコーヒーの、ナチュラルな香りがレザーと相まって、奥深い魅力を醸し出しています。リラックスしながら仕事をしたいリモートワークやホッとひと息つきたい趣味の時間にぴったりですね。

野沢さんは消しゴムつき鉛筆を想定してつくられていて、鉛筆を使うなかで短くなっていくと同時に、スペースが広がっていく、「余白」「余韻」のようなニュアンスもデザイン。マグネットを内蔵した新バージョンも登場。スチールのデスクなどでは転がらないので安心です。

このほか、自分らしい使い方はなにか？ 想像力をかきたてられてワクワクします。アップルユーザーの方には、アップルペンシルケースとしても使いたい、という方もいらっしゃるかもしれません。自由で楽しいですね。「ステイショナリー」のカテゴリーを超越して、いちばん身近なアート作品といえそうな存在感がうれしいですね。

「ジャパンレザーアワード2022」受賞作品一般公開イベント（12月1日～2023年1月6日／新宿マルイ本館1F「b8ta-Tokyo 新宿マルイ」エクスペリエンスルーム）期間中は野沢さんのインスタグラムアカウントで個人オーダーも受け付けているそうですので、お求めになりたい方はお見逃しなく。イベント終了後、この動画をご視聴の皆さまは、野沢さんのインスタグラムアカウントをご確認のうえ、ダイレクトメッセージで状況をお問合せください。