七色財布は厄難から逃れられ、福が入り、厄除けに使われています。西日本では縁起ものの定番となっており、幅広い世代を中心に底堅い支持が寄せられているそうです。レインボーの柄は、手描き調「にじみ」が生かされ、アートのような仕上がり。独特のニュアンスが素敵ですね。

レザーが上品で非常に柔らかいため、フラップ部分がフリーポケットの内側へと折り込めて、バッグの中にスッポリと収まります。また、バッグの中に財布を入れたままでも紙幣やカードが出し入れできるので、サコッシュやミニショルダーバックと一体化してお財布ショルダーのようにも使えます。女性の小さな手でも持ちやすいサイズが好評です。

ワンアクションで中身が一目瞭然。かぶせ（蓋部分）をパチッとワンアクション開けるだけで、紙幣、カード類、小銭すべてが見やすく取り出しやすいので、使い勝手抜群。しずく型のチャームがフェミニンで素敵です。バッグのなかで探しやすく、奥から引き出すときのサポートも。ギミックがいっぱいで、大阪のつくり手らしいサービス精神が感じられますね。

シープスキンに箔をのせて、小さな風車の幾何学模様型押しの二次加工を施しています。一見、メッシュのようですが、実は風車モチーフ、というのも凝っています。風車は、会津地方の縁起物としても知られています。くるくるとまわり、「いつも元気に働けますように」と、商売繁盛を祈願するシンボルです。

占星術では大きな時代の変化があり、「風の時代」といわれていますが、風車は変化にしなやかに対応し、「いい風が吹いてきたら、いち早く受け止める」「時代の風に乗る」・・・そんなイメージにもつながりますね。気分をリフレッシュしたい方におすすめです。

パール調加工レザー財布のご紹介です。厄除けのお守りとして知られる真珠。レザーでは、そんな真珠の「巻き」「照り」をイメージしたパール調加工があり、エレガントなニュアンスが人気です。昨年の春財布特集でご好評いただきました、「アフェット・レッチプロコ」の「アリエルパール」シリーズをご紹介しましょう。

「アリエルパール」は水に強く（撥水効果）経年変化がしにくい革です。姫路のタンナーと直接やり取りを行い、皮を革の鞣しから製造まで日本で行っています。手塗りで染色し、ムラ感とグラデーションが際立つ、アンティーク調のやさしいニュアンスが好評です。大理石のような、雲のような模様が特長。着物にも用いられるパール加工を施し、汚れに強く、美しい色合いを長く楽しむことができます。

ピンク、ブルーといった2024年のトレンドカラーとしても楽しめますね。しかも、ブルーは、ラッキーカラーとしても注目。占い師のゲッターズ飯田さんによると、2024年のラッキーカラーは、ブルー。辰年は水脈がキーワードで、水を思わせる色がよいそうですよ。

2024年は「辰年」。干支の辰・竜に見立てて、トカゲ革、リザードが注目です。「とかげ」は漢字で「石竜子」、と書くこともあり、見た目も小さな恐竜のよう。2023-24秋冬コレクションでは、ビッグメゾンがシューズやバッグにリザードやクロコダイルなどのエキゾチックレザーを採用。さり気なく贅沢を楽しむ「クワイエットラグジュアリー」という新潮流ともマッチしています。

そんなリザードの魅力をお届けすべく、エキゾチックレザーのプロジェクトの一環で「LEON」11月号に掲載された、「ジュンヤワラシナ」のコインケースをピックアップいたしました。

「ジュンヤワラシナ」は「タイムアンドエフォート」銀座ショールーム（現在は閉館）の人気ブランドのひとつ。ロンドン芸術大学セントマーチン大学院にてウイメンズファッションデザインを学び、その後コレクションブランドにてデザイナーに就任。帰国後、着物作家への師事を経て2014年にJUNYA WARASHINA設立。海外王室やピアニストなどの依頼でクチュールバッグ制作を手掛けるなど国内外で高く評価されています。

リザードの特徴のひとつでもある、リングマークという模様を生かし、ナチュラルに仕上げたレザーを使用しています。クロコダイルでは、ヒマラヤ仕上げが人気ですが、持ち味を生かした風合いということでは共通していますね。

もちろん、JRAタッグつきです。JRAタッグとは、ワシントン条約に基づき正しく輸入された皮革を使用し、さらに日本国内でつくられた日本製品であることの証としてエキゾチックレザーの製品につけられています。信頼される日本製品を合言葉に、爬虫類皮革製品を購入する際の安心の目印として作成されました。くわしくは「エキゾチックレザーマーケットジャパン」公式ウェブサイトをご参照ください。

続いて、「買い足したい・便利なサブ財布」のご紹介です。マルチケースを獨協大学 経済学部 髙安ゼミ×そうか革職人会とのコラボによる新ブランド、「UNISOLE」からお借りしました。

埼玉県草加市に本部を置く私立大学、獨協大学の創立60周年記念事業のひとつとして、同学の経済学部 髙安ゼミの学生が埼玉県草加市のものづくり集団、そうか革職人会とコラボレーション。新ブランド「UNISOLE」（商標登録申請中）を立ち上げました。商標登録申請中だそうです。

「UNISOLE」は「大学生」が「草加レザー業界」と「団結」してつくった「ユニーク」で「ユニセックス」な革製品ブランド。University student(大学生)、Unity(団結)、Unique(個性的な)、Unisex(男女兼用の)、Uni-age（多世代兼用）という5つの「UNI」とSoka(草加)、Leather(革)から2文字ずつ加えた造語です。さまざまな世代の方に「革について知っていただけるように」とのメンバーの皆さんの想いが込められ、若い世代をターゲットにしながらも、性別や世代を問わず「より生きやすい社会へ」をコンセプトに企画・製造しています。

チーム名「セーバー」は、助ける人、味わう、楽しむという意味を込め、地元の伝統産業（草加レザー）を助けたい!そして皆さんにその魅力を味わってもらいたい、楽しんでもらいたい!そんな想いで活動なさっています。

参加メンバーの学生は、Z世代。スマホネイティブであり、キャッシュレス決済への対応も早かった世代です。普段は現金決済が少なく、ポイントはカードではなく、アプリで管理。となると、財布というアイテムへの考え方が従来と異なってしまうのは自然なのかもしれません。

アイテム名である「マルチケース」には、財布機能がありながらも、ワイヤレスイヤホンやスマホの充電器など、いろいろなアイテムの収納に使えるという意味合いが含まれていて、スマートフォンとのペアリング、スマホ・プラスワンのアイテムとして、シンプルでユーティリティーのあるデザインになっています。ライフスタイルに合わせた新しい使い方提案が好評です。

革財布の老舗メーカー 山藤のオリジナルブランドが打ち出す、ありそうで意外となかったボックス型コインケース。スリムなボディは片手で持つのに納まりがよく、小銭が一目瞭然。深すぎないマチで楽々コインを取り出せます。フラップ裏側のポケットには三つ折りにした紙幣が数枚収納可能です。

カードも2枚収納でき、ICカード乗車券などを入れてもいいですね。タテにオープンするのでスムーズに開閉できます。2つ折り携帯の名残から大人世代にとって、使いやすさ抜群です。「こんな財布をつくりたい」という職人の想いから製品化されました。これまでにない仕様が支持され、ヒットしているそうです。

オリジナルブランドは、ティート アロンソ／旧名称：アルティジャーノのほか、カモフラージュツリーも展開。アイコニックな型押しレザーを配しています。

アイコニックなカモフラージュ柄のレザーは、職人が革を一枚ずつ数回に分け、手作業にてプレス。存在感のある凹凸を生み出し、プラタナス（の樹皮）の美しい模様を再現しています。使うごとに手馴染みからその品質を感じ取ることができます。

その特徴的な凹凸感は、手触りで認識できるので、大きめのポケットやバッグのなかからノールックで取り出すことができるのがうれしい。遊び心のあるデザインながら、経年変化を楽しめる素材を使うことによって実現した大人のカモフラージュです。

シャツの胸ポケットにもすっぽり収まるサイズ感も絶妙。カードも2枚収納でき、ICカード乗車券などの収納にも適しています。スマートフォンとの使い合わせも便利です。

老舗ベルトメーカー 高梨が始動したオリジナルブランド「bell la bell」では、バッグ、財布、革小物などを幅広く展開。こちらはシボのある上質なレザーを使用したロゴ入りがま口小銭入れ。カラーは７色（グレージュ、イエロー、パープルなど）です。がま口のなかでも“ひねり”金具のない、押し口タイプのため、片手でかんたんに開けられます。ロングネイルを楽しむ女性によろこばれているそうです。

やさしい手触りで上品な印象。軽量、そして無駄をそぎ落したシンプルでスッキリとしたかわいらしいフォルムで、小銭入れのほかにもピアスやネックレスなどのアクセサリーケースとしてもお使いいただけます。

レザーの人気プラットフォーム「テーーマ」のオンラインストアでもロングヒット中。イニシャルなどを刻印してくれるサービスもあり、オンリーワンのデザインに。たいせつな方へギフトや、ご友人、お仲間と色違いのおそろいを使うのもいいですね。