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TIME&EFFORT ジャパンレザーVOICE」ダイアリー 第10回

TIME&EFFORT ジャパンレザーVOICE ダイアリー 10回   -no.2-

恒例企画「ジャパンレザー 旬暦」製品紹介を振り返る総集編

恒例企画「ジャパンレザー 旬暦」
製品紹介を振り返る総集編

最後のコーナーは「ジャパンレザー 旬暦」製品紹介の総集編。毎回四季折々、そのときどきに合わせた、おすすめのアイテムをご紹介してまいりました。第一回から第九回までの放送回を季節ごとに、当ページ、「TIME&EFFORT ジャパンレザーVOICE ダイアリー」全9回から反響が大きかったブランド、アイテムを振り返りました。

夏編(第一回~第三回)

まずは、第一回から第三回までの<夏編>から。2022年6月に開始したこの番組日本の革と革のものづくりの魅力があふれるアイテムを動画でご紹介しよう、という試みですが、始動したばかりで、試行錯誤しながら、ご提案をはじめました。

夏ボーナスでそろえたい
上質ジャパンレザー製品

パンプスメソッドi/288

パンプスメソッド i/288

独特なブランド名「パンプスメソッドi/288」はサイズをあらわしています。こんなにサイズがあることが驚きですね。3,000人以上の日本女性の足を科学的に研究して分類した288種類の靴型で展開。足の形にいちばん近いパンプスで綺麗に歩いてほしい。その思いから、3000人の日本女性の足を科学的に研究して分類した288種類の靴型で展開しているプロジェクトです。

足長などの細かいサイズが左右違うので、これまでの靴のフィット感に満足できないかたにも朗報ですね。スニーカーのオーバーサイズに慣れてしまっていて、なんとなく履いていらっしゃる方も多いと思いますが、サイズがぴったりしたシューズというのは、こんなに素晴らしいのか!というよろこびを体感できます。

豊岡鞄

豊岡鞄

続いて、鞄産地、兵庫県豊岡市の地域ブランド「豊岡鞄」が新しい取り組みを次々と発表。特に「サステナブル」に力を入れています。革を使い切るということはもちろん、お茶を飲んだあとの茶殻やワインの搾りかすを鞣すときに活用したサステナブルレザー、「レッザボタニカ」とのコラボレーションが話題。

皮革業界のリーディングカンパニー、富田興業が手がけていて、「グッドデザイン賞」を受賞するなど、デザイン的にも高く評価され、6月にはニュース番組「ワールドビジネスサテライト」で紹介され、注目が集まっています。大手メーカー 伊藤園からのオファーに応えた、お茶とのコラボということもあって、茶道、お茶のお道具入れとしても使える鞄やレトロなデザインの鞄も素敵でした。ステイホーム時代に合わせて、お部屋のなかで使える、楽しむことができるジャパンレザーって、いいですね。

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夏スタイルのキーになる
スマホショルダー&レザースニーカー

野村製作所

野村製作所

スマホポーチがヒット中で明るいカラーが人気。レザーは牛革を使用。とてもソフトなので身体にも馴染みます。小さいながらも意外と収納力があり、旅行やおさんぽなどのお出かけにひとつあると便利。

動物クリップシリーズは、デジタルガジェットのコードなどをまとめたりするのに使うアイテム。財布やバッグなどに使用できなかったサイズのレザーを無駄なく最後まで使い切るため開発されました。サステナブルで素敵ですね。ジンベイザメ、カエル、フレンチブルドックなど、バリエーションも増えていて、スマホショルダーとの組合せも好評です。マンネリになりがちな夏服のスパイスにいかがでしょうか?

U-DOT(ユードット)

U-DOT(ユードット)

大人から若い世代まで人気のブランド「U-DOT(ユードット)」。スニーカーをカスタマイズできます。海外のスポーツブランドだけでなく、国内生産の日本ブランドのスニーカーを提供。いわゆるコンフォートシューズではちょっと物足りない大人世代の「おしゃれな靴を履きたい」というニーズにぴったりですね。靴の街、浅草でつくられていることもうれしいですね。

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敬老の日に贈りたい、とっておきのジャパンレザーアイテム

YOSHIHARUWADA

YOSHIHARUWADA

藍染のレザーのハンドバッグというと和装バッグや、ユニセックスでワイルドな印象のものばかりで意外と普段の着こなしに合わせやすいものが少ないというお声がありますが、こちらはカジュアルでほどよいサイズ感、スタイリッシュなデザインが好評です。

YOTEK

YOTEK

シューズブランド「KUTSUNE」の姉妹ブランド。シンプルかつ機能的なウォレットや小物をリリースしています。シューズと財布のペアリングや、レザーアイテムのトータルコーディネートを楽しみたい方におすすめです。

Hicktown Craftman Club

Hicktown Craftman Club

今回の放送のためにご用意くださったレザーハットのクオリティに感激しました。縫製する技術は手袋づくりの繊細な手作業で培った手袋産地、香川県ならでは。とても軽く、夏だけでなくオールシーズン活用できるのもいいですね。

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秋編(第四回~第六回)

11月03日は「いいレザーの日」であるため、秋はレザーの季節としてお馴染みなのですが、シーズンを先取りしてお知らせしているせいか、秋というよりも、晩秋・初冬といった感じです。ハロウィンが終わると一気にクリスマスムードになる・・・そんな時季のおすすめアイテムをまとめています。

10月14日「鉄道の日」
革で鉄道を楽しもう

野村製作所

野村製作所

日本初の鉄道が新橋・横浜間に開業してから、2022年10月14日に鉄道開業150周年を迎えるメモリアルイヤーだったこともあり、鉄道関連のアイテムが注目されるなか、いち早く、リリースした「野村製作所」からピックアップ。

首都圏の通勤車両として活躍していたJR東日本の205系という車両をモチーフにしています。サイズは現物のおよそ40分の1。JR東京駅構内・改札内エキュート東京「野村製作所」直営ショップでロングヒット中です。

バックワークス

バックワークス

日本有数の鞄産地 兵庫県豊岡市のファクトリーブランド「BAGWORKS バッグワークス」は“しごとのかばん”をコンセプトにさまざまな職業ごとに特化したかばんの機能や特徴を生かして、日常生活で使える鞄を発表しています。

ご紹介した「トレインマン」は鉄道やバスの車掌さんが、かつて使っていたバッグをリデザイン。ファッションでも「ワーク」テイストがトレンドですし、「レトロ」なテイストも人気。オーソドックスなデザインですが、いまの気分を楽しめそうですね。

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11月23日は「手袋の日」
日本一の手袋産地・東かがわのものづくり

クロダ

クロダ

「クロダ」Italian Sheep Cuffsは「ピケ縫い」という縫製により、細身ですっきりと仕上げ、指先を長く綺麗に見せることができる逸品。手袋はプレゼントに使われることが多いそうで、同社ではプレゼント用に白い専用ボックスに入っています。11月22日は「いい夫婦の日」、23日が「手袋の日」なので、手袋を贈り合うのもいいですね。結婚三年目は「革婚式」。ご夫婦の歴史に寄り添ってくれますよ。

平田商店

平田商店

エキゾチックレザー、ペッカリーの革手袋もよかったですね。適度な革の厚みがあり、とてもソフト。手にフィットします。表面は毛穴があるのが特徴的ですね。「レザーソムリエ」の皮革講座を受講した方は、製品を見ることでイメージが明確になったかもしれません。いまや、百貨店がお近くにないエリアもありますので、このような上質な手袋と出会うというのは、貴重ですよね。

抗菌革手袋もご紹介。雑菌の増殖を抑えることができる抗菌仕様で、抗菌性試験(JIS L 1902)実施済み。まだまだ非接触を意識したい時代のニューノーマルな手袋です。

BrEAknoT

BrEAknoT

うどん県手ぶくろ市という愛称もある、香川県東かがわ市では手袋産地として培った技術を生かし革小物も手がけています。「BrEAknoT」は「今までにつくったことがない革製品をつくってみたい」という職人の遊び心からスタート。日本最小クラスの小さい二つ折り財布や長財布は人気商品で、生産数を上回る注文が続き、最大で8ヵ月待ちになった伝説のコンパクト財布も。ショップもとてもカッコいいので、レザーショッピングツーリズムのプランに加えてみては?

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冬から春へのギフトシーズンに贈りたいジャパンレザーセレクション

ハルタ

ハルタ

メンズ スポックシューズ #850の反響がありました。特に身近なレザボイチームのスタッフが購入。履き心地がよく、脱ぎ履きしやすくていいとのことです。スリッポンタイプなので座敷や個室での会食など靴の脱ぐ機会が多いときに最適。

アナック ダディ

アナック、ダディ

老舗ベルトメーカー三竹産業のオリジナルブランド「アナック」。ベルトづくりの技術を生かした財布や革小物、バッグが人気。兄弟ブランド「ダディ」のオリジナルヴィンテージオイルレザー厚口1枚仕立てスタッズベルトは存在感抜群。特製ボックスつきでギフトにぴったり。

姫路のタンナーと共同開発したオリジナルオイルレザーを使用。約6mm(革の厚さ)もある希少性のある革がトレンドのデニムをワンランクアップしてくれます。

ナナイロ

ナナイロ

オリジナルレザーの多彩な表現が目をひくバッグをご紹介。母体の会社が薬品メーカーなので、革の可能性を引き出して、遊び心のある製品開発をしておられます。原皮の状態がよくない場合にも、表面加工によって、革を無駄なく生かすことができます。今後、ますます注目が集まりそうです。

ASAKUSA LEATHER

ASAKUSA LEATHER

皮革業界の目利き「タテマツ」の新プロジェクト。和牛原皮に3D加工、箔加工を駆使した華やかなプリントやファッション性の高いレザーをご紹介。このほかバリエーション豊富でA4サイズ 一枚からお求めいただけるので、裁断台などが置きにくい環境でも、小さいサイズは作業しやすく、無駄なく活用できそうです。

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冬編(第七回~第九回)

年末から春にかけてのギフトシーズンにおすすめしたい、ペンケース、財布、名刺入れをピックアップしました。ラッキーカラーで選ぶ春財布、さまざまな使い方ができるマルチユースタイプもご提案しました。

受験勉強をがんばる
学生の皆さまへの応援グッズ

フラソリティ

フラソリティ

上質なレザーを贅沢に使用したペンケースをピックアップ。絞り加工はカメラケースや靴のアッパーなどに用いられる技術ですが、こちらは両面革張りでの絞りなので高度な技術を要するそう。このほか、隅々に職人技が生かされています。若い世代にも人気の万年筆の収納に最適。キレイなインクで文字を書いて気分がリフレッシュに。

パーリィー

パーリィー

エルクと呼ばれる鹿革を使用したスタンドペンケース。ファスナーを開いた部分をくるりと返すと自立するのが特長です。ペン以外にメガネ、文具、スマートフォンなども入れられます。エルク革は、接触したものを磨くような効果もあって、メガネやスマホの液晶面はきれいさをキープできるそうです。

野村製作所

野村製作所

革で立体を表現するのは経験が必要だそうですが、昭和12年生まれの親方が現役で型紙を引いてこそつくれる、くじらペンケース。ファスナーの引き手にはダイオウイカが。生き延びたイカというのは縁起がいい! 受験会場の雰囲気に飲まれない、というゲン担ぎにも。2022年4月1日に民法が改正され、成人年齢が18歳に。受験 生は成人祝いも重なるのでデスクまわりが明るくなるアイテムを贈りたいですね。

キッサ・ティールームス

キッサ・ティールームス

ワッフル風に加工した豚革スエードを使ったお菓子なペンケース。豚革(ピッグスキン)は、東京スカイツリーのおひざもと、東京都墨田区のタンナーで多く生産され、そのシェアは日本一。東京の特産品です。可塑性の高さ(加工しやすさ)も特長。特殊な薬剤でワッフル状に縮絨加工することにより、仕上げられています。

なお、見逃し配信の動画では、「ジャパンレザーアワード」グランプリ受賞作品もプラスしています。受賞者・野沢浩道さんが新聞、テレビなどメディアに登場し話題となっていますので、こちらも注目ですよ。

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2023年のラッキーカラーで
選ぶおすすめ国産春財布

アフェット・レッチプロコ

アフェット・レッチプロコ

某人気占い師が提唱する2023年のラッキーカラーとして話題のパステルカラー。トレンドのアイシーカラーでもあり、やさしい色合いです。ブランド名はイタリア語で「相思相愛」を意味しています。たいせつな方へのギフトにもぴったり。この「アリエルパール」シリーズは水に強く(撥水効果)経年変化がしにくい革を使用。姫路のタンナーと直接やり取りを行い、皮を革の鞣しから製造まで国内で完結。着物にも用いられるパール加工を施し、汚れに強いのも特長です。

ダコタ

ダコタ

オレンジは風水的に金運財運、貯蓄運などにいい影響があるといわれます。人気ブランド「ダコタ」の「グラツィア」がま口財布をご紹介。がま口らしい柔らかいフォルムながら、ペタンと薄い仕立てのお財布で、天溝押口という特別な口金。つまみ部分のない押口は、押すだけで開閉する構造。開け閉めしやすく、ユニバーサルデザインともいえます。指の力が入りにくい方やロングネイルを楽しむ方も安心です。

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個性派ジャパンレザーから選ぶ
名刺入れ・カードケース

Hawk Feathers

Hawk Feathers

「革の黒ダイヤ」と称される「黒桟革」を使用。黒毛和牛の革表面に日本古来の伝統技法である「漆塗り」を施した、まさに「日本の革」といえる国産レザーです。古くは甲冑に用いられ、現在でも剣道の防具に使用されていますので、剣道に打ち込んでこられた方、歴史好きの方へのギフトにも最適。歴史好きの女性、「歴女」の皆さまには推し活アイテムとしても楽しんでください。

S.sakamoto

S.sakamoto

世代を超えて、ユーザー、レザーファンに愛されるクロコダイルを使用。艶、煌めき、模様、この美しさは唯一無二。シャイニング加工は、グレージングとも呼ばれ、メノウの石で200キロ以上の力をかけ摩擦して焼いて仕上げたものです。メノウというとパワーストーン。ラッキーなパワーに期待したいですね。

ワシントン条約に基づき正しく輸入された皮革を使用し、さらに日本国内でつくられた日本製品であることの証である、JRAタグもついています。いいものを選ぶ目印ですので、ぜひ、チェックしてください!

decobranche

decobranche

小さなお財布としても使えるカードケースをご紹介。ピッグスキンを使用し、友禅染めの技法を取り入れて染色。独特な凸凹の花柄を作り出すために、染色した革にさらに特殊加工を施した革の立体アート!1枚の革が3分の1ぐらいまで縮み、通常の革製品よりも、膨大な時間とコストをかけた贅沢なつくりです。さらに友禅染めの革は天然の革の質感が残り、さらに軽くてソフトに仕上げています。

n.number

n.number

カードケースとしても人気のミニミニウォレット。牛革にエンボス加工を施し、輝きと個性をプラス。角度によって光を取り込みキラキラします。シルバーとゴールドの箔貼りは和歌山県の表面加工が得意なタンナーさんで革づくり。タンニン鞣しのエイジングを楽しめる黒い革は東京都墨田区で革づくり。日本の代表的な皮革産地から色や表現によってマッチするつくり手に依頼するなど、女性デザイナー 三上直美さんの細やかなディレクションにも信頼が寄せられています。

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ジャパンレザーVOICE

以上、放送後反響が大きかった代表的なアイテムを中心に振り返ってみました。くわしくは、各回の放送後記、もしくは見逃し配信動画をチェックしてください。見逃し配信動画の概要欄には、各ブランドの公式ウェブサイトもしくは公式オンラインショップのリンクが貼ってあり、とても便利。ぜひ、ご活用ください。

「ジャパンレザーVOICE(#レザボイ)」全10回ご視聴いただき、ありがとうございました。各回のリアルタイム放送後、鳥越アズーリFM公式チャンネルJLIAtv(一般社団法人 日本皮革産業連合会公式チャンネル)でアーカイブ動画を公開中です。ぜひ、ご視聴ください。

今後につきましては、公式ウェブサイトもしくはSNSアカウントでお知らせいたしますので、お楽しみになさってください。