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ジャパンレザーVOICE:放送後記
放送後記
2月21日(水)、セカンドシーズンの最終回となる「ジャパンレザーVOICE(#レザボイ)」第二十回を放送いたしました。放送日の前週から季節外れの気温で気分は春。まるで三学期の修了式のような雰囲気で最終回を迎えました。今年度も最後までご視聴いただき、ありがとうございました。
レギュラーコーナー「ジャパンレザー 旬暦」と「キーパーソンインタビュー」を隔月ごとにオンエアしておりますが、そのコーナーごとに放送後記「TIME & EFFORTジャパンレザーVOICE」ダイアリーをご覧いただきながらプレイバック。まずは、「ジャパンレザー 旬暦」からスタートいたしました。
「ジャパンレザー 旬暦」の初回、第11回は特別編。2023年2月~3月に行われた、靴学校(東京、大阪)の卒業制作展示のレポートをお届けいたしました。
東京都立城東職業能力開発センター 台東分校 製くつ科、文化服装学院シューズデザイン科、専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ シューズコース、エスペランサ靴学院の各校に独自取材。大阪には取材に伺えず、エスペランサ靴学校は写真を提供していただきました。
Z世代を中心とした若きつくり手の皆さまの、学び舎での集大成をオンラインでお披露目。年度末に行われたこともあり、スケジュールが合わず、来場できなかった皆さまにもご覧いただけているとうれしいです。
取材にお邪魔させていただきました。どの作品も素晴らしくて、番組の放送時間の都合上、一部しかご紹介できないのが、ほんとうに心苦しいです。ちょうど、現在も卒展のシーズンですので、前年度のレポートを予習感覚でご視聴いただければと思います。
東京都立城東職業能力開発センター
台東分校 製くつ科
日本で唯一、靴づくりの公共職業訓練施設ということもあり、基本となる技術を丁寧に学んでいるようすが伝わってきます。そのため、絵画でいえば模写にあたるような、研鑽のために既存の作品をリスペクトしてつくった作品などが見られるのも他校にない特徴のひとつだと感じます。
初回放送時は来場者アンケート上位の作品を中心にお届け。ウクライナ童話をモチーフにした作品など、それぞれ繊細なクリエイティブが印象的でした。
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文化服装学院シューズデザイン科
創立100周年迎えた歴史ある専門学校、文化服装学院。日本で唯一「世界のファッションスクールランキング2022」トップ10にランクイン。セントマーチンズにパーソンズ……世界的なファッションスクールとも肩を並べて、日本はもちろん、アジアの中で「No.1」といわれ、海外からの留学生が多いのも特長です。
世界的なデザイナーを多数輩出し、同学園の出版局からは日本でいちばん歴史あるファッション誌「装苑」を刊行。学生もファッションが好きなかたが多く、履物としての靴だけでなく、コーディネートされることを前提としたファッションアイテムとしての靴を発表。モード感が漂い、「文化服装学院らしさ」が伝わります。
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専門学校ヒコ・みづの
ジュエリーカレッジ シューズコース
ジュエリー分野にしぼった日本初の学校法人として認可された専門学校です。以来、ウォッチ、シューズ、バッグコースを開設し、各分野に特化した“モノづくり”の技術を育む学校として知られています。
「卒祭」では、現代アートのようなコンセプトワーク、プレゼンテーションに目を奪われました。卒業生のひとり、工藤 里美(くどう さとみ/「ジャパンレザーアワード2023」応募時の表記は、工藤 サトミ)氏「ミライ、ツクルクツ」が、国内最大規模を誇る革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード」2023年度の「アーティスティックデザイン賞」を受賞。また、講師の紀井長氏がフットウェア部門フューチャーデザイン賞を受賞。見事、W受賞となりました。おめでとうございます!
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エスペランサ靴学院
日本でいちばん歴史がある、靴づくり学校といわれています。東京・浅草から大阪に移転なさって、時代に合わせてアップデート。靴づくりの技術を学ぶだけではなく、生徒と現場をつなぐ講師とが一緒になって靴文化をつくっていく、そんな学校を目指しているそうです。
第9回の放送「キーパーソンインタビュー」で、学院長の大山 一哲氏にご登場いただきました。パワフルなトークに引き込まれた方も多かったではないでしょうか?卒業生の作品は、靴を学んで一年とは思えない完成度の高さにビックリ。このほか、卒業展示会では、現役職人の自信作も出品され華を添えました。1980年代にブームとなった「おでこ靴」は大人世代には懐かしく、若い世代は新鮮なクリエイティブですね。
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一年の半分はもはや夏?と感じるロングサマーも楽しむ日本製革製品をラインナップ。MCのふたりは日々取材に出かけており、あちこちで拝見させていただいて、気になっている「推し」レザーアイテムを6つの切り口でご紹介いたしました。
職人技が生かされたアイテム
風琴マチ、磨き・・・など、大量生産品では見られない技術は、ジャパンレザーならではの魅力のひとつです。革製品の何気ないディテールが「伝統的な職人技でつくられている」と気づくと、貴重な価値への理解とともに愛着が深まりますね。
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便利なスケルトンアイテム
近年、革小物やバッグを展開するシューズメーカーが増えました。「サステナブル」の流れから、端革・残革を無駄なく利用し、スケルトン素材をプラス。夏はもちろん、年間通して活用していただきたいという想いを込めてセレクトしております。
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暑い日も使えるハンズフリーアイテム
毎日暑くて、また急な雨が心配で、レザーバッグをお休みさせてしまう方が少なくないと思いますが、こんなシーズンだからこそ、おすすめしたい小物をご提案。シンプルになりがちな夏服コーディネートに華やぎを添えてみてはいかがでしょうか?
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進化系財布
ライフスタイルの多様化によって財布のニーズも変化していますが、外出時におひとりおひとりが必要なアイテムをカスタマイズできる、というプレゼンテーションが人気。使いやすさはもちろん、さり気なく個性を表現できるのもうれしいですね。
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薄づくりの財布
キャッシュレス財布の新傾向、薄づくりの財布について、「野村製作所」直営ショップ尾前店長に傾向を伺いました。硬貨やカードの収納用にフラグメントケースと紙幣を収納する財布を併用する「持ちあわせ」スタイル、注目ですよ!
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アップルウォッチ 時計バンド
(ベルト)
アップルウォッチをちょっとリッチに使うユーザーが増加中。アップルウォッチのバンドは付け外しがしやすく、その日の気分やコーディネートに合わせて楽しめます。ブレイク中のヒットアイテムのサンプルを無事お借りでき、ご紹介いたしました。
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香川県の東端に位置する東かがわ市は、約130年という長い年月のなかで、時代によって変わるニーズに応えてきた手袋のまち。現在では、商品の多様さ、品質の高さなどから、国内はもちろんのこと、世界でも屈指の手袋総合産地として知られるようになりました。NHKテレビ朝の「連続テレビ小説」で放映中の「ブギウギ」ではヒロインの出生地として登場したことでも話題に。放送では、手袋の紹介に加え、ドラマの舞台として注目の東かがわ市とその産業の歴史を振り返りながらご紹介。まずはグローブミュージアム「香川の手袋資料館」のバーチャルツアー感覚で、ライブコメンタリーをさせていただきました。
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2023年秋冬・香川手袋
イチオシアイテム
東かがわ市を拠点とするファクトリーの製品を動画でご紹介!暖冬でも使いたくなる、とっておきのギフトに選びたい、革手袋を東かがわからお届けくださいました。
革手袋というと、エレガントな冬の装いの象徴的なアイテムですが、自由な新しい発想と、カジュアル感覚、アウトドア感覚の最新製品で、時代の空気感と革手袋のある生活を楽しんでください。皆さまのライフスタイルがより豊かになりますように!
ポケットチーフになる革手袋
ポケットチーフとして使える、柔らかな触感がうれしい逸品。ポケットチーフの由来は、胸ポケットに手袋を入れたことがはじまりともいわれています。そんな歴史的なエピソードをアップデート。コートの胸ポケットに収めることが可能です。ビジネスシーンはもちろん、華やかな席、カジュアルな大人の着こなしにもマッチします。
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ロングネイルの女性におすすめの
革手袋
5本の指が自由に使えてスマートフォンの使用や財布の開け閉めなど細かな作業もできて便利です。革は上質で柔らかいラム革を使用。ネイルとの手袋との色合わせ、アクセサリーとのコーディネートなど、可能性は無限ですね。
HIPPO’フィンガーレスグローブというアイテム名のHIPPO’は、物のカバを意味していて、「あなたの手をカバ(カバー)します」とユーモラスなネーミング。思わず笑顔になってしまいますね。
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アウトドアやキャンプで使いたい
革手袋
消防用グローブの形をそのまま採用した、過酷な状況でも手をしっかり保護する本格的アウトドアグローブ。難燃加工を施したレザーを用い、シリアルナンバーが入った世界でたった一つのプレミアムモデルです。
アウトドア好き、キャンプ好きの皆さんに、機能的でフォトジェニック、ムービージェニックな素敵な革手袋をおすすめしたいですね。自分らしさ、新しい個性を表現していただけると思います。
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SDGsを意識した、ジビエ革手袋
近年お馴染みになってきたジビエ革のなかでも、存在感のある猪革の手袋。新ブランドのお披露目前のサンプルを届けていただきました。
いただいた命を「使い切る」をコンセプトに野生動物の皮を鞣し、革として新たな価値をもたせ身近なものにしています。農林業への被害軽減のため、有害捕獲された個体を利活用し、兵庫県たつの市で鞣した猪革を使用しているそうです。野生の証である、キズや虫さされなどは、ダメージではなく、その革の個性。ワンアンドオンリーの証でもありますね。
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手袋を魅せるアクセサリー、
グローブホルダー
これまでのグローブホルダーはフェミニンなテイストのものが多かったですが、こちらはチェーンなどではなくレザーのストラップなので、ジェンダーレスなデザイン。大人の男性にも似合うものも登場。
厚みのある手袋から薄手の手袋までしっかりホールドします。ストールやマフラーもホールドできるので、オールマイティーに使えるホルダーです。 手袋とセットでプレゼントするとスペシャル感がアップ。このところ、バッグチャームが復活傾向なので、バッグチャーム感覚でコーディネートを楽しんでいただきたいです。
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タンナーは、皮から革へ、鞣して皮革素材をつくるファクトリー。これまでは革づくりに専念なさっていましたが、近年では、鞣しから製品まで一貫生産のメーカーが増えています。そんなタンナーから発信する注目ブランドをご紹介いたしました。
西日本は姫路&たつのから・・・山陽「TAANNERR(タァンネリル)」、中嶋皮革工業所「レサエル」、松岡皮革「MATSUOKA TANNNERY」。東日本からは、栃木レザー「nogake(のがけ)」と、東京・東墨田のT.M.Y’s「LEATHER LAB TOKYO」、藤豊工業所「FUJITOYO」「FLEDGE」をピックアップ。革の魅力をよく知るつくり手たちが普段の暮らしのなかで、上質レザーをカジュアルに楽しむ提案をなさっていて感激! 日本製革製品の新しいムーブメントを感じてください。
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景気停滞、物価高騰などによる節約志向が高まっていますが、「毎日使うお財布はメイドインジャパンから選びたい」というユーザーの皆さまに向け、「買い替えたい・ラッキー財布」、「買い足したい・便利なサブ財布」をご提案いたしました。
「買い替えたい・ラッキー財布」は、厄除けの代名詞的存在、七色財布、代の風に乗り、しなやかな生き方に寄り添う、風車モチーフ、除けの定番・真珠への願いをパール加工のレザー、辰年の干支レザー、石竜子(とかげ)=リザード。
「買い足したい・便利なサブ財布」は、Z世代の学生×皮革産地・草加のプロジェクトがリリースした新発想のマルチケース、タテ開きのスムーズな操作性が大人世代に人気のコインケース、レトロで新鮮ながま口コインケース。
キャッシュレス決済が進化していますが、震災などのアクシデントに備え革財布が見直されています。ボディメンテナンスをなさっている方向けのおくすり手帳が入る大きめの長財布や、車で移動する方はパーキング用のコインケース・・・と、二―ズがさらに細分化。使い勝手や生活スタイルに合わせて、お好みのアイテムを見つけていただけるとうれしいです。
春財布特集は2022年度にもお届けしております。現在、見逃し配信されておりますので、併せてご視聴ください。
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