Handmade recipe

手軽にクリエイター気分

簡単レザーブローチ

《 TIME & EFFORT 》では、日本の革と革のものづくりに関するコンテンツをお届けしてまいりましたが、ご覧いただいている読者の皆さまにも、ものづくり体験に楽しんでいただける新企画をスタートいたします。

第一弾は《 TIME & EFFORT 》のポップアップイベントでワークショップを開催しご好評いただいている人気ブランド〈 Selieu 〉デザイナー 田口朋子さんに豚革のブローチのつくり方を教わります。
ぜひ、参考になさってください。

レザーブローチ
道具
    • はさみ
    • ニッパー
    • 竹串(もしくは爪楊枝)
    • ボンド(木工用)
材料
  • 豚革2色以上
  • 花芯ペップ基本12本
  • ワイヤー #26(太さ0.4mm)適量
  • ブローチ用金具1個
  • フローラテープ1本
花びらパーツ(全円)をつくります。

花びらパーツを7枚、葉のパーツを4枚用意します。
豚革のうえに円形のふたやビンなどをのせ、洋裁の製図などに用いるチャコペンシルなどで周囲をなぞるように円を描き、そのアウトラインをはさみでカットします。

POINT

チャコペンシルは鉛筆で代用可能。鉛筆はB以上の濃さが描きやすいです。
花びらパーツ(全円)をつくります。
花芯となるパーツをつくります。

ペップを束ね、その中央に曲げたワイヤーを引っ掛け、半分に折ります。
ワイヤーをねじって、ひとつにまとめます。

花芯となるパーツをつくります。
花芯となるパーツをつくります。
花芯となるパーツをつくります。

根もとに別のワイヤーを同様に引っ掛け、ワイヤーをねじって留めます。

花芯となるパーツをつくります。
花芯となるパーツをつくります。
花芯となるパーツをつくります。
花びらパーツに小さな切れ込みを開けます。

一番上に重ねる花びらは円の中心、いちばん下に置く花びらは円の端に設定し、グラデーションになるようにずらしながら位置を決めていきます。
切れ込みは花びらパーツに十字の目印をつけておき、はさみで切ります。

花びらパーツに小さな切れ込みを開けます。▲中心からずらして開けると、お花が立体的に仕上がります。
花びらパーツに小さな切れ込みを開けます。
POINT 切る部分はパーツを折りながら、はさみの刃先で切ります。
花びらパーツに花芯を通し、パーツを重ねます。

手順3で入れた切れ込みに花芯を通し、花びらパーツの裏面にボンドをつけ、固定します。ボンドは竹串(もしくは爪楊枝)を用いてつけます。花びらパーツは①→⑦の順で留めつけていきます。

花びらパーツに花芯を通し、パーツを重ねます。
花びらパーツに花芯を通し、パーツを重ねます。
花びらパーツに花芯を通し、パーツを重ねます。▲ボンドは米粒ほどの分量が目安です

切れ込みの位置が違うので一枚ずつ入れながら、少しずつずらし、バランスを見ながら重ね調整します。

POINT

ボンドが余ったり、あふれたりした場合は、用意しておいた紙で拭き取ってください。ティッシュは紙片が手に残りやすいので、コピー用紙などが便利です。
なお、ボンドは乾燥後、透明になりますので、革のパーツに残っても、あまり気にならなくなります。
花びらパーツに花芯を通し、パーツを重ねます。 ▲すべて通すと、お花のベースが出来上がります。
花びらパーツに立体感を出します。

花びらパーツの端を指先でつまみ、立体感を出していきます。
一番上の花びらからパーツをつまみ、つまんだ後にできた折り目の谷の部分にボンドをつけ、固定します。

花びらパーツに立体感を出します。▲指で折り目をつけます
花びらパーツに立体感を出します。▲ボンドは米粒ほどの分量が目安です
花びらパーツに立体感を出します。

二枚目は、一枚目の折り目に対して、反対側を目安につまみ、同様にボンドで固定します。
以下、同様にバランスを見て、位置を少しづつずらしながら、つまんでボンドで固定します。

花びらパーツに立体感を出します。
花びらパーツに立体感を出します。▲一枚目の折り目(◯の位置)とは反対側をつまみます
花びらパーツに立体感を出します。▲花びら一枚一枚に立体感が出ます