Handmade recipe
手軽にクリエイター気分
簡単レザーブローチ
《 TIME & EFFORT 》では、日本の革と革のものづくりに関するコンテンツをお届けしてまいりましたが、ご覧いただいている読者の皆さまにも、ものづくり体験に楽しんでいただける新企画をスタートいたします。
第一弾は《 TIME & EFFORT 》のポップアップイベントでワークショップを開催しご好評いただいている人気ブランド〈 Selieu 〉デザイナー 田口朋子さんに豚革のブローチのつくり方を教わります。
ぜひ、参考になさってください。
葉パーツをつくります。
葉パーツの半分くらいのスペースにボンドをつけ、薄くのばします。中心部分にワイヤーを置いてパーツを半分に折り、葉パーツを固定します。
葉パーツのワイヤーを通した部分を、指の腹を使ってやさしく圧をかけ、程よい立体感を出していきます。
フローラテープをワイヤーに巻きつけ、一枚目の葉を固定します。
花の根もと部分のワイヤーを折り曲げた部分から巻きつけます。フローラテープは伸ばしながら斜めに巻きつけていきます。
一枚目の葉パーツを茎部分に添えて、フローラテープを巻きつけ固定します。フローラテープは端を重ねるように何回か巻きます。
ブローチ用金具を固定します。
一枚目の葉の下あたりに、ブローチ用金具をつけます。金具部分を固定するときは、ピンを外しておきます。
フローラテープを巻きつけ固定できたら、安全のためピンを留め、残りの葉もバランスを見ながら留めていきます。
金具の位置は花に近いほうが、ブローチとしてつけたときに安定します。 |
ニッパーを用い、ワイヤー部分を好みの長さにカットします。
好みの長さのところまでフローラテープを巻きつけたら、少し余らせてカットします。
ワイヤーの断面が見えないように茎の端の部分に巻きつけ、整えて完成です。
パーツの枚数や色数でアレンジ自在
デザインバリエーションは大きさと長さをベースに発想します。
花びらや葉の枚数を変え、小さめにするとキュートな印象に。カジュアルな装いに似合います。
茎部分は長いほど大人っぽい仕上がりになります。エレガントで華やかなニュアンスがお好みのかたにおすすめです。
監修:田口 朋子(たぐち・ともこ)
<Selieu(セリュ)>デザイナー。
多摩美術大学デザイン学科卒業後、店舗設計事務所勤務を経て、2012年ブランド始動。
東京の特産品、豚革をメインの素材としてジュエリーを展開している。
食肉の副産物としてつくられる豚革を循環型社会の象徴的存在として使用し、繊細な日本らしさを表現。
国内はもとより、海外からの観光客からも人気を集める。