Care
時々の簡単ケア
シューズ編
スポンジタイプでさっとひと塗り
馬毛などの柔らかいブラシでホコリを落とした後、スポンジタイプのつや出し剤を全体に塗る。無色なので革製品の色を気にせずに使え、フタ付きで手が汚れずに済む。
※両面使用でき、片面ずつ色が違うので、革製品の色に応じて使い分ける技も。
※さらに小型の携帯に便利なサイズもある。
気になる箇所はリキッドタイプで
擦れてしまった靴の先などに、ブラッシングの後、リキッド(液体)タイプの先についているスポンジを気になる場所に塗る。
※革に塗る前に新聞紙にスポンジを押し当て、液体をなじませると塗りやすくなる。
※黒以外にもカラーが選べるので、革製品に合わせた色を選ぶこと。
バッグ編
面積が広く、傷などが目立ちやすい革素材のバッグ。きちんとお手入れをすることで、革のつや、質感が上がり、バッグをより美しい状態で使用できます。
面積の広いバッグはフォーム(泡)タイプで
汚れ落としとつや出しを兼ねた、フォーム(泡)タイプのクリームを使えば、バッグなど面積が広い革製品のお手入れも簡単。
全体を一定方向にブラッシングした後、泡を布にとって、全体に塗りのばす。
詰めものを入れるとやりやすい
バッグを買った時についてくる紙製の詰めものを中に入れて、立体的な状態にすると作業がしやすい。
詰めものを捨ててしまった場合は、手づくりの詰めものを入れて行うのがオススメ。
雨マークで防水スプレー!
天気予報でお出かけの日が雨と分かったら、ブラッシングの後に防水スプレーを全体的にふんわりとかけておくこと(より効果を出したい場合は、15分ほど置いてから再度スプレーを)。雨に濡れてシミになる心配いらず!
紳士靴編
基本は、シューズの場合と同様、スポンジタイプやリキッドタイプを使って簡単対応。少しだけ手間をかければ、さらに紳士靴が美しくなります。
クロスで磨いてささっと仕上げ
ブラッシング後、スポンジタイプのつや出し剤を塗り、クロスで磨く。手にはめるだけのグローブ型のクロスを使えば仕上げの作業が簡単で、より一層輝きが増す。
落ち着きのあるつやに仕上げる
ブラッシング後、リキッドタイプのつや出し剤を塗る。そのままでもよいが、布で磨けば落ち着いた光沢になる。
コバを磨いて印象アップ
靴底のふち周り部分「コバ」にキズがついたり、つやがなくなった場合、リキッドタイプを塗ると、手入れが行き届いた靴になり、印象がさらによくなる。
小物編
財布、名刺入れ、キーケースなど、毎日の暮らしを彩るいろいろな革製品。革のお手入れをするとしっとりとした感触になり、気持ちまでも変わってきます。
小物専用クリームを塗る
馬毛などの柔らかいブラシでブラッシングの後、クリーナー効果も併せ持つクリームを使い、汚れを落としながら、革に栄養を与える。
布にクリームを少しずつとってのばすと、シミになりにくい。
仕上げにブラッシング
型押し革や編み上げた革の場合、布でのばしたクリームが凹凸にたまりやすい。
そこで、豚毛などの硬めのブラシでブラッシングをし、余分なクリームを落として仕上げる。
デリケート用でも必ずテスト!
デリケートな小物製品専用のクリームでも、必ず目に触れにくいところでテストをし、シミにならないか確かめること。財布の場合は、コイン入れの内側部分など、目につかないところを選んで。
折れ曲がる部分にはクリームを多めに
キーケースや名刺入れなど、開閉の機会が多いものの場合、折れ曲がっている部分にクリームを多めに塗り込むとベター。しっとりとした革の表情をキープできる。
しっとり感不足を再点検
全体的にクリームを塗った後、しっとり感が不足している部分を確認し、クリームをさらに塗り込む。特に革製品の端はかさつきやすいので、端にもクリームを多めに。
ジャケットはフォーム(泡)タイプ
レザーウェア専用の汚れ落としとつや出しを兼ねたフォーム(泡)タイプのクリームを使えば、一度に広い面積を塗れるので、手間がかからず、お手入れ時間も短縮。
手袋は、はめてお手入れ
手袋はゴート(山羊)やシープ(羊)のような柔らかい素材が多い。汚れているところは消しゴムタイプのクリーナーを使って落とす。手袋を手にはめて、ハンドバッグ・小物用クリームを少量手に取り、手に塗り込むように両手になじませる。