Care

まさかの非常事態、慌てずに対処を

お出かけ中や、お手入れ中にトラブル発生。慌てずにあらゆる事態を乗り切りましょう。
困ったときの対処法を紹介します。

case1  外出先で靴の汚れを発見

普段からお手入れをし、クリームを塗っている場合は、ティッシュペーパーで汚れを拭き取ればOK。
エナメル革なら、ウェットティッシュで汚れを取って対処する。お手入れをしていない場合は、携帯用靴みがきスポンジが販売されているので、携帯していると安心。

外出先で靴の汚れを発見
case2  ペンでシミをつけてしまった

インクの成分にもよるが、つけてすぐなら、手、またはティッシュペーパーで拭くと、目立たなくなることも。つけて間もない時間なら、専用リムーバーを使用する方法も。
ペン先の圧で革についた跡は復元不可能なので、革製品を手にしたらペンの扱いに注意すること。

case3  出かける直前に雨が降ってきた

防水スプレーをしている場合は、多少の雨でも水をはじいてくれるので、安心して外出できるが、水がついたらティッシュペーパーでなるべく早く拭き取ること。防水スプレーをしていない場合は、履いて出かけない方がよい。

製品が濡れている状態で防水スプレーをするのはNG。換気のよいところでスプレーすること。2度かけた方が効果がアップするので、お化粧をする前に1回、15分ほど置いてから出かける前に1回と分けてかけると効果的。

出かける直前に雨が降ってきた
case4  洗濯をしてしまった

衣服のポケットに革小物を入れて洗濯してしまった場合、すぐにタオルドライ。タオルにはさんで水分をある程度取り除いたら、直射日光を避けて自然乾燥させる。多少湿っぽさが残る段階でクリームを塗り込めば、水分の蒸発にともなって革が縮むのを防いでくれる。

case5  お手入れクリームを床にこぼした

クリームを床やじゅうたんにこぼしてしまったら、素早くぬるま湯をかけて雑布で拭き取る。リキッドタイプのクリームは、化学繊維と反応して染み込んでしまうことがあるので、取扱い時に注意すること。

お手入れクリームを床にこぼした
case6  クリームを服につけてしまった

繊維に染み込んでしまう場合があるのでつまみ洗いをした後、大切なものは早めにクリーニング店に依頼して、シミ抜きをすること。