Column
革製品のお手入れ
5分で実践 自宅で応急処置メンテ
トラブルや悩みは、急に訪れるもの。そこで、自宅にあるものでできる簡単で効果的なテクニックをここで紹介しよう。
1カビ汚れには歯ブラシを
カビは革製品の悩みの代表。もし生えてしまったらまず乾拭きを。起毛革はブラッシングで毛並みの間の菌を取り除くこと。取りづらい縫い目などのカビは、歯ブラシを使ってかき出すのが効果的。
2汚れ落としにはサンドペーパー
豚スエードは繊細で柔らかい。汚れが付いてしまったら、サンドペーパーでごく軽く擦り取る。汚れた部分だけでなく、周囲も含めてぼかすように擦るのがコツ。終わったらブラシで起毛させると尚良し。
3新聞紙と割り箸で即興シューキーパー
もちろん靴の形に合ったシューキーパーを使うのがベスト。緊急で代用する場合は、インク移り防止に白い紙で包んで軽く丸めた新聞紙をつま先へ。紙とかかとの間に割り箸を入れテンションをかける。
4コバの毛羽立ちは透明ニスで
長年使うとコバが毛羽立ってしまうことがよくあるベルト。そうなってしまったら、スポンジをガーゼで包み、透明ニスを含ませ2、3回撫でる。縦にベルトを垂らして塗るとやりやすい。
5バッグを吊るすならフックにタオルを
バッグを吊るして保管すると、型崩れを防止することができる。だが細いフックを使用すると、持ち手にクセがついてしまう場合が。そんなときはタオルなどをフックに巻き、厚さをだすのがおすすめ。
6インク汚れには消しゴムが効果的
小物を使っていると、ペンのインクが付いてしまうなんていうことも。そんなときには消しゴムを使うのが効果的。表面にきれいな部分を軽く押し当てる。力を入れ過ぎないように注意を。
7消しゴムでダメなら固く絞った手ぬぐいを
消しゴムでも消えない汚れには手ぬぐいを試してみてほしい。水に濡らして固く絞り、汚れに当てたら静かに拭き取ること。手ぬぐいの濡らし過ぎには注意を。逆にシミをつくってしまうことも。